(あしあと その454・中央区の148・北海道神宮の16)
北海道神宮の裏参道から境内を本殿方向に進んでいくと、左手の林の中に長方形の石碑が見えてきます。これは、「奉納太々神楽寄金之碑」です。
碑は柵で囲まれた敷地内にあるので、その近くまで足を運ぶことはできませんが、参道からは碑面の「奉納太々神楽寄金之碑」の文字が読み取れます。資料によると、碑文の左右には、たくさんの寄附者の氏名や企業名が並んでいます。これは、遠くからは詳しくわかりませんが、碑の背面や台座にも多くの氏名が並んで刻まれています。
参道側に面した碑の右側面には、「発起人」として「崇敬講頭取 上田萬平」を筆頭に、「仝副頭取」、「世話方」、「神楽教師」、「笛教師」、「神楽方取締」の多数の氏名が刻まれ、末尾に「伊藤松洲敬書」と結ばれています。
参道の反対方向に面した側には、「明治二十四年六月大祭日建」に続けて、「現任 宮司 白野夏雲 禰宜 小幡省三 主典 嶌田梅三郎」と刻まれています。
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