「宮崎芳男歌碑」。

(あしあと その475・中央区の163・北海道神宮の23)

北海道神宮の境内のはずれに位置する石碑の一つである「宮崎芳男歌碑」。自然石でできた碑の碑面には、黒御影石の石板がはめ込まれており、そこには、

「われの住む 北乃(の)一生は さだめならむ 空も神苑も みな 蒼無限 芳男」

と刻まれています。

碑の背面には、小さな黒御影石の石板がはめ込まれており、そこには

「昭和六十一年九月二十八日建之 宮崎芳男歌碑建立期成会 宮崎芳男歌歴 新墾社代表 潮音選者」

と刻まれています。

宮崎芳男氏は、明治34年栗沢町に生まれ、大正9年に訓子府小学校の教員となってから教員の道を歩み、昭和37年に札幌琴似高校の校長を務めて勇退しました。その傍ら短歌を詠み、昭和5年に「新墾」に入社して多くの歌集を編みました。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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