(あしあと その480・中央区の167・円山の7)
札幌医科大学の校舎脇にブロンズ製の胸像が建てられています。これは「初代学長 大野精七博士」像です。
台座の正面には、「初代学長 大野精七博士」と刻まれています。
台座の背面には、「昭和三十七年六月二十五日 札幌医科大学」と刻まれています。
胸像のそばに説明板が立てられており、それには
「初代学長 大野精七氏
(在職期間 昭和二十五年四月一日~昭和三十六年三月三十一日)
医学博士 札幌医科大学名誉教授 札幌医科大学名誉学長
大野博士は昭和二十年七月に創設された「北海道立女子医学専門学校」の初代校長として就任し、昭和二十五年四月の「札幌医科大学」開学に至るまで、医科大学への昇格に情熱を傾け、心血を注がれた。
「札幌医科大学」初代学長に就任後は、外科を専門分野ごとに分化したことや麻酔科を創設するなど学内改革を行い、二期十一年間に渡り、本学の発展に寄与された。
また、大野博士は全日本スキー連盟の設立に参画し、同連盟副会長として、第五回冬季オリンピック札幌大会の誘致に大会実行委員会副委員長として携わるなど、日本のスキー界の発展にも尽力された。
この胸像は、当時の教職員、同窓会、婦人科教室員の有志が、彫刻家佐藤忠良氏に制作を依頼し、昭和三十七年六月二十五日に設置されたものです。
また、台座文字は遠藤正雄氏(五期生 遠藤正之氏の父)の筆によるものです。」
と記されています。
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