「吟魂碑」。

(あしあと その536・中央区の182・伏見の11)

「石森文学広場」に並んだ碑の中で一番奥にあるのが、白御影石でできた「吟魂碑」です。碑面には大きく「吟魂碑」と刻まれ、その横に「鳳師出」と添えられています。碑に向かって右側に、黒御影石でできた石板が置かれていて、それには

「藻岩の四季

白いこぶしや山桜 春暁覚めて 山腰に咲き 山麓の花園は 陽光に萌え 生彩の気 ちまたにあふる

尾角鳳師作○」

と刻まれています。

石板の背面には、

「揮毫 鈴木春川(嘉市) 建主 尾角鳳師(松一) 施工 斉藤石材工業㈱」

と刻まれています。

二つの石碑が置かれた台座も白御影石で作られており、その正面には

「創建20周年記念 鳳師流現代朗吟会 1985・昭和60年10月13日建立」

と刻まれた黒御影石の石板がはめ込まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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