(あしあと その347・中央区の125・円山の4)
「馬頭大神」碑の右側に並んで祀られているのが、自然石でできた「庚申塚」です。さらにその右には、札幌軟石でできた小さな祠が建てられています。
碑面には、大きく「庚申」の二文字が刻まれ、その下には10人の氏名が刻まれています。
碑の背面にも9人の氏名が刻まれていますが、左側面に刻まれた文字は写真に撮ることができませんでした。次回機会を見て確認してみたいと思います。
「庚申塚」は、かつて日本で広く行われた庚申講という民間信仰を記念して建てられた碑のことで、庚申講とは、人間の体内にいる虫が、庚申の日に天帝にその人の悪行を報告するために体外に出てくるという言い伝えから、地域住民が集団で夜通し神仏を祀って祈る行事のことをいいます。
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