(あしあと その346・中央区の124・円山の3)
南2条西26丁目の住宅地を小路が斜めに走っています。その小路に面して古民家がありますが、その古民家の敷地内に札幌軟石でできた石柱に囲まれた一角があり、その奥に「馬頭大神」碑が祀られています。
丸石を積んで作られた台座の上に鎮座している、巨大な自然石でできた石碑の碑面には、大きく「馬頭大神」と刻まれています。
碑の背面には、「大正七年戌午十月建之」と刻まれています。
「馬頭大神」碑に向かって左手には、「馬頭大神建立寄附人名 施主 佐藤鉄次郎」という碑銘の石碑があり、その周囲には寄付された金額ごとに多くの人名が刻まれていることから、この石碑が多くの人たちの寄進によって建てられたものであることがわかります。
この碑が祀られている敷地の正面入り口に立てられた門柱には、「昭和八年癸酉年六月一日」と刻まれ、さらに別の一角の石柱には「(折損)和三戊辰年四月」と刻まれています。折損した部分の文字は、戊辰の年は昭和3年に当たるので、「昭和」であることがわかります。
「馬頭大神」碑は、開拓を進めるうえで家族同然に養われてきた馬の霊を慰めるために建てられたもので、札幌市内でも各地に残されています。
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