「北海道電話交換創始の地」碑と副碑。

(あしあと その315・中央区の121・大通公園の17)

先に紹介した「ベンソンの水飲」の隣に、白御影石で作られたテーブルのような石碑があります。よく見ると北海道の形をしているこの碑は、「北海道電話交換創始の地」碑です。

石碑の上面中央部には、「北海道電話交換創始の地 伊佐 進」と記されています。

この碑の右側には副碑が建てられており、それには、

「明治33年(西暦1900年)3月1日、この地で北海道最初の電話交換が開始されました。

本道における電話の歴史は、この時から始まりました。

これをわたくしたちの胸に末永くとどめるため、北海道の電話が100万に達したのを記念し、当時の札幌電話交換局の跡に、この碑を建立します。

昭和48年12月19日

日本電信電話公社 北海道電気通信局長 伊佐 進」

と記されています。日本電信電話公社は、民営化される前の現在のNTTです。

大正5年当時の札幌の地図を見てみると、赤矢印のところに郵便局を示す記号が置かれているのがわかります。凡例では「郵便電信(電話)ヲ兼ル局」と示されています。この北側にある学校の記号が当時の中央創成小学校、右側の区画に凸の字ので示されているのが豊平館です。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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