「善徳翁碑」。

(あしあと その306・中央区の119・円山西町の3)

円山西町神社の境内にあるもう一つの碑。市道に面した鳥居をくぐってすぐ左手に建てられた石碑が「善徳翁碑」です。注連縄がかけられた碑は自然石でできており、その碑面には、「善徳翁碑」と大きく刻まれた右側に「滝之澤功勞者」、左側に「実名 上田善七」と添えられています。

碑の背面には、「大正十二年建之」と刻まれています。

上田善七は、兄の万平とともに円山の開拓に名を残した人物で、円山地区における農業の発展に大きく寄与しました。善七の功を讃える石碑は、円山会館の敷地内にもあります。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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