(あしあと その305・中央区の118・円山西町の2)
円山西町神社の境内に二基並んだ石碑の左側の碑は、「大山祇神(おおやまつみのかみ)」碑です。
ちょっと変わった形状の自然石には注連縄が掛けられ、碑面には「大山祇神」と刻まれています。
碑の背面には13人の、碑の右側面には18人の氏名がそれぞれ刻まれています。
さらに碑の左側面には、「大正十二年四月十二日」と刻まれています。
「大山祇神」 は山の神であり、農業における信仰の対象でもあります。 通常山の神と言えば女神になりますが、「大山祇神」は男神です。この碑が建てられている円山西町神社の由緒書きには、次のように記されています。
「「円山西町神社」由緒
円山西町神社の創祀は明治二十八年九月当地域に入植した人々により、滝の沢部落、佐藤五郎太裏地に、大山祇神を祭神として祀ったことが始りである。その後大正十二年四月円山在住の上田善七氏所有地の滝の沢五一八番地、八五三、五坪を当神社用地として部落会に寄附され神社を移遷し併せて同氏の顕彰碑を建立した。昭和六年九月部落代表者五人の名儀で登記尚神社々殿は昭和二十六年九月札幌神社(現北海道神宮)より旧拓殖銀行守護社殿の移譲を受け当神社の社殿とし併て札幌神社(現北海道神宮)祭神の分霊をうけ合祀祭神とした昭和四十八年九月町名変更により円山西町神社と改称された。平成元年九月宗教法人の認可を受ける。
祭神四柱 大山祇神(おおやまつみのかみ) 大国魂神(おおくにたまのかみ) 大穴牟遲神(おおなむちのかみ) 少彦名神(すくなひこなのかみ)
ここに円山西町神社の由緒を記し後世のため本社碑を建立するものである。
平成元年九月九日 宗教法人 円山西町神社」
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