「阿由葉宗三郎翁之像」。

(あしあと その213・中央区の112・伏見の6)

「火産霊神」碑の南側に並んで建てられたブロンズ製の胸像が、「阿由葉宗三郎翁之像」です。

その台座の背面には、

「阿由葉宗三郎氏(文久二年生)は、昭和八年没するまで、明治、大正、昭和の三代にわたり、自治組織である札幌市火災予防組合連合会の会長として各種の火災予防活動を実践し、今日の防火防災事業及びその精神の基礎を築いた先駆者である。同氏の胸像は、昭和九年九月建立されたが、第二次世界大戦時の金属回収で供出され、台座を残すのみとなっていた。ここにその偉業をたたえ、その理想の実現を期して、この像を復活建立す。

昭和五十九年三月 阿由葉宗三郎氏胸像復活建立期成会 会長 朝川利雄」

と記されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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