「児童文学者・石森延男生誕地」。

(あしあと その88・中央区の62・山鼻の5)

南6条通沿いのビルの前に、「児童文学者・石森延男生誕地」と記された新しい石板の説明書きが立てられています。

説明書きには、次のように刻まれていました。

「藻岩山ロープウエー山麓駅広場に石森和男の詩「われらが愛する北海道」と、石森延男の「ふるさとサッポロよ人も自然も美しくあれ」と刻んだ親子の文学碑が建っている。延男が和男の長男として南六條西九丁目(南向)の一角で生まれたのは明治三十(一八九七)年六月十六日であり、山鼻で育った。

長編児童文学の隆盛をもたらした「コタンの口笛」をはじめ多くのすぐれた作品をものし、「グズベリ」「桐の花」に描かれた札幌は美しい。新潮社文芸賞、未明文学賞、野間児童文芸賞など数々の受賞に輝く。

昭和六十二(一九八七)年八月十四日埼玉県で没した。行年九十歳。」

石森氏は、中学校の教師から文部省の官吏となり、教科書を編纂するかたわら、数々の児童文学のすぐれた作品を残しました。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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