(あしあと その22・中央区の20・護国神社の1)
札幌護国神社の境内に広がる彰徳苑。その入り口の左側に「彰徳苑」碑が建立されています。
この碑は、昭和60年6月に札幌護国神社を御参拝された三笠宮崇仁親王により、この慰霊碑群が彰徳苑と命名されたのを記念してここに建立されました。碑銘の揮毫は、故松家利男氏。由来記にも名前のある協賛会長を務めた方で、三笠宮殿下とは陸士48期の同期でもあります。三笠宮殿下が御参拝された時に、同氏が「御巡拝を祈念して碑群一帯の御命名を賜りたい」と申し出ましたが、殿下は「宮家として命名することは前例がない」と固辞されたところ、宮の御休憩のときに「是非に」とお願い申し出て、非公式ながら「彰徳苑」と御命名されたことが、護国神社の公式HPに記されています。
また、この碑の左側には「彰徳苑の由来」が刻まれた副碑が並んでいます。それには、
「三笠宮同妃両殿下におかれては昭和六十年六月七日当神社を御親拝になられた折 境内諸霊碑を巡拝されて 宮司 反橋 宏 協賛会長 松家利男の願いを入れられ特にこの聖域を彰徳苑と御命名下される よってこれを祈念し銘碑を建立する 昭和六十一年八月十五日 札幌護国神社」
と記されています。
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