(あしあと その473・中央区の161・北海道神宮の21)
北海道神宮の境内の入り口の一つである公園口鳥居から、剣道場の養心館に至るまでの敷地内に、石碑が点在していますが、その一つが「開道百年記念」碑です。碑面には、
「今日乃(の) いのち 神に 謝しつゝ 東風にあ里(り) 虎杖子」
の句が刻まれています。
碑の背面には、
「開道百年記念 昭和四十三年六月 葦牙吟社誌友一同建立」、「謹刻 舘谷 廣」
と刻まれています。
この句の作者である長谷部虎杖子(こじょうし)は、宮城県出身で伊達を経て札幌に渡り、帝国製麻を退職後神官を務めました。昭和12年に句誌の「葦牙」(あしかび)を創刊しています。
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