(あしあと その586・中央区の205・円山公園の16)
円山登山道の登り口に並んだ碑の一つが「大日如来」像です。登山道脇の山側に置かれているので、登山者からは少し見上げる位置にあります。
台座の上に置かれた上台の上に、蓮の葉に乗った如来様が鎮座しています。
上台の正面には「大日如来」と、右側面には「大正五年五月一日 札幌郡札幌丘珠村 願主 岡嶋杉藏」と刻まれています。岡嶋氏は、大日如来像に向かって右手にある「奉納庚申」碑の奉納者としても名前が刻まれています。
大日如来は、日本の密教において最高仏として位置づけられており、神仏習合(混淆)の解釈では天照大神(あまてらすおおかみ)と同一視されています。
0コメント