(あしあと その723・中央区の225・中島公園の10)
毎年、中島公園の中央やや南寄りにある自由広場で札幌園芸市が開催されます。昨年の園芸市で66回目を数える歴史ある催しです。この会場から、菖蒲池に沿って散策路を北に向かって歩いていくと、突き当たったところに小さな売店があります。その西隣にある公衆トイレの西側の芝生の空き地の中に、台形の形をした小さな石碑がぽつんと置かれてあります。
碑の向かい側には日本庭園の入り口がありますが、出入りをする人の目にもつかないほどのこの小さな碑は、「札幌園藝市十五週年記念」碑です。
庭園に向かった側の碑面には何も刻まれていませんが、碑の北面には、
「札幌園藝市十五週年記念 白樺 五十本寄贈 北海道緑園會」
と刻まれています。北海道緑園会は、現在も札幌園芸市を主催しています。
園芸市は、'18年で66回目を迎えたわけですから、'52年から始まったことになります。この碑はその15周年を記念したものなので、'67年に建立されたことがわかります。
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