「牛馬塔」碑。

(あしあと その690・手稲の16・手稲本町の11)

手稲神社の社殿東側の奥に並んで建てられている2基の石碑。向かって左側にあるのが「牛馬塔」碑です。

石積みの台座の上に置かれた手稲硬石と思われる自然石の碑面には、「牛馬塔」と大きく刻まれています。

台座の正面にはめ込まれた「寄附者芳名」と題された金属板には、「前田農場」を筆頭に40の団体及び個人名が刻まれています。

碑の背面には「昭和十一年八月建設」と刻まれており、台座の背面には「前田農事組合解散にあたり 原野拓きし先人の思いを伝え 牛馬魂へ慰霊の誠を捧げ之を改修す 平成二十年七月吉日」と刻まれた白御影の石板がはめ込まれています。

手稲区のHPによると、この碑は元々、前田農事実行組合によって新川神社の境内に建てられていましたが、昭和48年に新川神社が手稲神社に合祀された際に、この碑も手稲神社境内に移設されたのだそうです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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