(あしあと その441・中央区の145・大通公園の21)
三吉神社の境内にある神楽殿の横に、白御影石でできた石碑があります。
碑面には、「御使御差遣記念碑」と大きく刻まれています。
碑の右側面には、「昭和十一年十月二日 甘露寺侍從矣向」と、背面には「北海道廳長官池田清謹書」とそれぞれ刻まれています。
昭和11年、北海道で行われた陸軍特別大演習に昭和天皇が行幸されましたが、当時随行した甘露寺侍従が御使として三吉神社に御差遣されたことを記念して建てられたものではないかと思われます。勉強不足ではありますが、当時の侍従は甘露寺受長(おさなが)だと思われ、甘露寺家は公家の十三名家の一つです。
0コメント