「開校三十年記念」碑。

(あしあと その264・南区の81・川沿の2)

川沿にある藻岩小学校は、明治34年に開校した「公立八垂別尋常小学校」が前身で、今年で開校114年目を迎えた歴史のある小学校です。この校庭の一隅にエゾエノキの巨樹がそびえており、その前に石造の校門が2柱建てられています。

石柱には、向かって右に「札幌市立藻岩中学校」、左側に「札幌市立藻岩小学校」の石板がそれぞれはめ込まれています。

石柱の後方中央に、碑面に「開校三十年記念」と大きく刻まれた「開校三十年記念」碑が鎮座しています。

碑の背面には、

「一 明治三十四年四月一日開校

一 大正十五年七月一日青年訓練所設置

一 昭和二年四月一日高等科併置

一 昭和五年四月一日青年國民學校設置

昭和六年四月一日 八垂別尋常高等小学校児童保護者會」

と刻まれたその下に、20数名の氏名が刻まれています。その左側に小さく刻まれた文字は、ちょっと判読することができませんでした。

この碑は、昭和6年に挙行された「公立八垂別尋常高等小学校開校30周年記念式典」を機に、児童保護者会によって建立されたものです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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