「宝性地蔵」。

(あしあと その242・南区の66・砥山の5)

札幌市街から国道230号を定山渓方向に向かい、その途中で簾舞から右手に下って豊平川を渡ったところが砥山地区です。この道をしばらく走った先に八剣山トンネルがあり、トンネルを抜けたところですぐに右折すると左手に上砥山神社が見えてきます。神社の前を素通りしてさらに道の奥に進むと右に折れる丁字路があり、その道を曲がると奥に「八剣山パークゴルフ場」の案内板が立っていて、その交差点付近の農地内に2体のお地蔵様が安置されているのがわかります。

お地蔵様は大小2体が並んでおり、それぞれが小さな祠の中に納められています。

向かって右側の小さなお地蔵様が、「宝性地蔵」です。お地蔵様の台座の正面に「宝性地藏」と刻まれていることから、それであることがわかります。

このお地蔵様は、旧簾舞発電所の水路における水難者を慰霊するために、昭和39年にこの土地の所有者が建立したものです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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