「種畜場事務所跡」。

(あしあと その184・南区の55・真駒内の14)

真駒内曙公園から真駒内用水路を辿っていくと、陸上自衛隊真駒内駐屯地の敷地の西端に沿って流れが続きますが、その水路沿いの歩道わきに金属製の説明板が立っています。

「種畜場事務所跡」と書かれたその説明板には、次のように記されています。

「種畜場事務所跡

明治9年(1876)北海道開拓使は、米国人エドウィン・ダンの選定によって牧牛場(後の種畜場)を開きここに本部を置きました。牧牛場は、その後「真駒内種畜場」、「北海道庁種畜場」、「北海道農業試験場畜産部」と名前を変え、昭和21年(1946)までの70年間北海道畜産発展の中心地でした。」

昭和21年、種畜場は米軍により接収され、キャンプ・クロフォードとしてアメリカ駐留軍が管理していましたが、返還後は陸上自衛隊真駒内駐屯地として現在に至ります。種畜場事務所はその一部が真駒内泉町に移転され、エドウィン・ダン記念館として保存されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000