(あしあと その183・南区の54・真駒内の13)
南北に流れる真駒内用水路を挟むようにして造られた真駒内曙公園の敷地の南端の一角に、かつてそこが「牧羊管理実況の地」であったことを示す金属製の説明板が立てられています。
そこには、次のように記されています。
「牧羊管理実況の地
明治21年(1888)に札幌牧羊場が廃止されたため、綿羊130頭が真駒内に移されました。明治44年(1911)、当時東宮であった大正天皇が御来場のおり護羊犬による牧羊の様子を御覧になった所です。」
エドウィン・ダンの提唱を受けて、明治9年山鼻村に札幌牧羊場が設けられましたが、伝染病や寄生虫の被害によって事業が思うように伸びず、明治21年に廃止されてしまいました。真駒内放牛場は明治10年に開かれ、エドウィンによって酪農技術が継承されました。明治19年には北海道に移管されて真駒内種畜場と呼称されるようになりました。
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