(あしあと その95・南区の28・石山の2)
石山神社の碑群の「山乃神」碑の手前にあり、碑群に向かって一番左側に位置しているのが「稲荷大神」碑です。
碑面には、
「奉納 稲荷大神 昭和二年九月八日」
と刻まれています。
南区役所のHPによると、この碑は昭和5年に石山6区に建立され、その後昭和63年に現在地に移転されたそうです。碑には“昭和二年”と刻まれているので、昭和5年というのは誤りだと思います。石山6区は、現在の石山地区を流れる穴の川から山側にずっと入った地域一帯を指し、かつては穴の沢と呼ばれていました。稲荷は「稲生り」からきたものであり、稲荷神は穀物・農業の神様と言われています。
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