「東宮殿下御慶事記念櫻」碑。

(あしあと その82・中央区の59・中島公園の3)

中島公園の中央に広がる菖蒲池を、北方向から西側に回り込むようにして歩いて行くと、橋を渡ったところに大きな桜の樹があって、その根元に小さな石碑が建っているのを見つけました。

碑の正面には「東宮殿下御慶事記念櫻」と、さらにその碑銘に向かって左側面には「明治三十三年五月十日」と刻まれています。

「東宮殿下」とは、「皇太子殿下」のことであり、この碑に刻まれた明治33年5月10日という日付けは、後の大正天皇がまだ皇太子であった時にご結婚された日に当たります。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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