「供養塚」と観音像。

(あしあと その861・手稲の31・手稲本町の15)

手稲本町にある手稲市民墓地は、国道5号と札樽道の間に挟まれた山すその中ほどにあります。細い坂道を登って林が開けたところに広大な墓地が広がっており、その園内の一番奥まったところに大きな石碑が建てられています。

白御影でできた平板型の碑の碑面には、「供養塚」と大きく刻まれています。

碑の背面には、黒御影の石板がはめ込まれていて、そこには

「この供養塚は、手稲火葬場(昭和十八年三月三十一日開設)で火葬により生じた残骨灰を埋葬するため、昭和五十九年十一月二十八日建立したものである。」

と刻まれています。

供養塚に向かって右手に、大小の観音像が配置されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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