「霊犬安眠」碑。

(あしあと その856・南区の181・藻岩下の9)

藻岩山から流れる山鼻川が豊平川と合流する堤防付近に、北海道盲導犬協会の施設がありますが、その敷地の片隅に御影石でできた同じ形状の大小の碑が置かれています。どちらも碑面には「霊犬安眠」と刻まれています。

向かって右側にある小さめの碑には、

「この慰霊碑は、愛する盲導犬の安らかな眠りを願い平成18年8月26日再建されました。

全体の大きさは横2m・奥行き3m・高さ2.24m。両袖には彫刻された盲導犬が凛々しく座っています。その奥には背もたれのあるソファのような台座があり、上には手のひらをそっと合わせたように模られた石に包み込まれている長方形の石碑があります。石碑には「霊犬安眠」と刻まれ、最上部には人と犬の魂、そして地球を表現した宝珠が飾られています。」

と、文字と点字で記された説明板が掲げられています。

向かって左側にある大きめの石碑の背面には、

「昭和五十六年八月二二日建立 財団法人札幌盲導犬協会 寄贈 石狩綜合石材業協同組合

平成十八年八月ニ六日改建 財団法人北海道盲導犬協会 寄贈 盲導犬慰霊碑建立募金御協力者」

と記された説明板がが掲げられています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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