「不老松」碑。

(あしあと その803・中央区の244・中島公園の15)

中島公園の西側を南北に走る一方通行の市道沿いに、ひときわ高い松の木がそびえています。

松の木は民間のコインパークの一角の空間に植えられており、その根元には石灯篭と小さな「不老松」碑が置かれています。

この石碑の碑面の上部には「不老松」と刻まれており、その下に

「明治四年に植樹し〇〇に翠緑を〇爾来七十年を經て〇〇ある紀元二千六百年の賀辰に遇ふ〇に不老の松と稱す

昭和十五年吉日 (以下不詳)」

と刻まれています。

この一角には、戦前に鴨川という料亭があり、その敷地に植えられていたクロマツが残っているそうです。石碑の横に置かれた石灯篭もその名残ではないかと言われています。コインパーキングの敷地内には点々と松が残されており、それらも料亭の植栽の一部のようです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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