「由来碑」。

(あしあと その600・西区の44・発寒の8)

地下鉄東西線の発寒南駅から二十四軒手稲通を宮の沢駅方向に向かう途中、右手の住宅街の一角にうっそうと繁った雑木林が見えてきます。

この通り沿いにある飲食店の駐車側から森の中を覗いてみると、大木に隠れるように「由来碑」の石碑があります。

石積みの台座の上に白御影石でできた石碑が置かれ、碑面にはめ込まれた黒御影石の石板には、次のように刻まれています。

「由来碑

ここの原始林は明治の末白井栄磨さんが森を守り木を植えて

「今見ればなんのことなき石狩野草木を分けて入りしころを」

と詠んで「白井の森」として広く親しまれてきたものを 昭和五十三年都市緑地保全法の指定で市有林となったものです」

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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