「飛馬頭神社」碑ほか4基。

(あしあと その584・西区の30・琴似神社の8)

琴似神社の境内の最奥にある、先に紹介した小祠に並んでいくつかの石碑が置かれています。

一番大きい石碑が、中央にある「飛馬頭神社」碑です。自然石でできた碑面に「飛馬頭神社」と刻まれており、碑の前には2頭の狛犬が置かれています。「神社」の「社」の文字は、下半分が欠けており、かろうじて読み取れます。

「飛馬頭神社」碑に向かって左側にあるのは、「馬頭觀世音」碑です。札幌軟石でできた四角柱の碑面には、「馬頭觀世音」と刻まれており、その右側面には「昭和四年九月七日亡 花野号」と刻まれています。

「飛馬頭神社」碑に向かって右側にあるのは、「馬頭大神音」碑です。札幌軟石でできた四角柱の碑面には、「馬頭大神音」と刻まれています。碑の右側面には、「明治十四歳十月十七日」と刻まれています。

この碑の台座の前面には、人の姓名が刻まれているようですが、良く読み取ることができません。

これらの碑に向かって右横には、見過ごしてしまいそうなとても小さな石碑が置かれています。その碑面には、「馬頭大神」と刻まれ、その左側に「明治四(以下不詳)」と添えられています。

一番右側には、少し離れて小祠が置かれています。石で組まれた箱型の祠の中央には、ご神体として自然石が鎮座しています。碑面に文字が刻まれているようですが、判読しにくくなっています。小祠の前には供物台があります。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000