(あしあと その459・中央区の152・創成川以東の5)
南2条東3条にある北海道神宮頓宮。頓宮とは、「仮の宮」という意味で、札幌神社(現在の北海道神宮)の遥拝所として創建されました。
頓宮の鳥居脇に立てられた由緒書きには、
「北海道神宮末社頓宮
御祭神
大国魂神(おおくにたまのかみ) 国土の神
大那牟遅神(おおなむちのかみ) 大国主神と同神、国土経営・開拓の神
少彦名神(すくなひこなのかみ) 国土経営・医薬・酒造の神
明治天皇(めいじてんのう) 近代日本の礎を築かれた第百二十二代天皇
例祭 九月第三日曜日
由緒
頓宮は明治十一年、札幌神社(現在の北海道神宮)の遙拝所として創建されましたが、明治三十四年九月焼失しましたので札幌祭典区によって札幌神社の古材の払下げを受け明治四十三年御社殿を造営し奉納されました。
また本社御神輿渡御(札幌まつり)の御旅所ともなっておりました。昭和二十二年九月三十日御文例を奉斎(おまつり)して北海道神宮の末社(まつしゃ)となりました。」
と記されています。
境内にはいくつかの石碑が建てられていますが、その一つが、「天皇皇后両兩陛下御来道記念」碑です。碑面には、「玉垣奉納 天皇皇后兩陛下御來道記念」と大きく刻まれています。
碑の背面には、「昭和二十九年八月二十二日建之 札幌神社宮司 石井昌胤」と刻まれています。また、台座の背面には、「奉納 石師 五十川惠勇 謹製」と刻まれています。
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