(あしあと その329・南区の102・簾舞の8)
花岡神社の境内にある「記念」碑に向かって右側に、札幌軟石でできた小さな石碑が置かれています。
その碑の前まで民地石を並べた通路が作られており、その碑が何か特別な存在のようにそこに祀られていることが分かります。それは、札幌軟石でできた台座の上に置かれた「山神」碑です。碑面には「山神」とだけ刻まれており、その文字も職人によるものとは言えない拙いものです。
「記念」碑の周りを囲む石柱には、「山神」碑の謂れを記した説明板が建てられています。
それには手書きの文字で、
「空沢の「山の神」
平成11年8月、空沢の山中より「山の神」の石造が発見された。空沢付近の開拓部落のご先祖達が建造されたと判明、明治42年ごろと推定。山中にそのまゝ放置廃絶するのも忍びがたく、有志数人で麓まで人力で運び神社境内(簾舞開基50年記念碑の横に)移転建造、同年10月12日の吉日、三吉神社神主により入魂式を行った。」
と記されています。
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