(あしあと その330・南区の103・簾舞の9)
花岡神社の社殿の後方に置かれている「開基百年記念塔」碑です。コンクリートできた階段式の広い台座の上に、神居古潭石でできた碑が載っています。
碑面には、筆文字で「開基百年記念塔」と大きく刻まれた左側に、小さく「参議院議員 町村金五書」の文字が添えられています。
碑の背面には、「簾舞連合町内会建立」と刻まれています。
台座の右側面には黒御影石製の石板がはめ込まれ、それには
「記録誌
一、記念碑建立
一、沿革史「みすまい」発刊
一、小学校七十五周年
一、中学校二十三周年
一、花岡神社建基七十周年
一、札幌市政令都市宣言
一、北大第四農場掃下完了
一、国立北海道第二療養所二十八周年
一、北海道電力簾舞発電所完成
一、札幌市白川浄水場完成
一、冬季オリンピック開催を前に
西暦一九七一年九月十五日」
と刻まれています。
開基百年の起点は、開拓使が旅人のために簾舞の地に通行屋を置いた明治5年になります。通行屋は休憩と宿泊を兼ねた施設で、その屋守として黒岩清五郎の家族が入植したのが簾舞開拓の始まりです。
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