(あしあと その787・南区の166・定山渓の22)
「定山渓国道」碑が置かれた小山の反対側に行くと、丸みを帯びた自然石でできた石碑が置かれているのが見えてきます。
丸石が積まれたコンクリート製の台座の上に置かれたこの碑は、「水源の森」碑です。碑面には大きく「水源の森」と刻まれており、その下に「水源の森百選 奥定山渓国有林 林野庁認定」と添えられています。
碑の背面は平らに削り取られていて、そこには
「水源の森百選に認定(平成七年八月)されたこの森林は、札幌市民の生活用水の約半分を供給している重要な水源林です。
この地域の森林は、札幌市のを水瓶守るため、抜きや伐り苗木の植栽など、きめ細やかな山づくりを行っています。
国有林では、造林や治山事業を実施して、緑のダムとしてこの地域の森林が豊かに育つよう努めています。
平成七年十月吉日 札幌営林署長 題字 北海道営林局長 田中正則」
と刻まれています。
石碑に向かって左側には、「豊かな水源・生態系を守る森づくり」と題された説明板が立てられていますが、長年の積雪の重さのためかやや後方に倒れかけており、その表面も塗装や材質がかなり傷んでしまっています。石碑を挟んで右手には木製の椅子なども置かれているので、憩いのスペースとして再生させてほしいと思います。
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