「山の手墓地移転記念碑」。

(あしあと その743・西区の50・平和の15)

手稲平和霊園の一角に建つ「山の手墓地移転記念碑」。ほかの記念碑と同じようなデザインで、白御影石の碑の正面に「山の手墓地移転記念碑」と刻まれた黒御影の石板がはめ込まれています。

碑の背面には、

「明治6年 北海道に最初の屯田兵が琴似地区に開拓の斧をおろしてから一世紀 不屈の開拓精神と情熱とをこの地に注がれた偉大な先人たちの尊い生命を捧げられた諸霊の眠る山の手墓地は 地域の目覚ましい発展と近年における都市計画の推移に伴い ここに諸霊に意志を尊重し 本市構想の長期的展望の視野にたち当地を公共の場として活用するに至った

このことから墓主の総意と山の手墓地移転委員会の協力により 当手稲平和霊園に移転改葬する

ここに諸霊の冥福を冀い 記念の碑を建立する 

昭和50年11月〇日 札幌市長 板垣武四」

と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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