「星置開基百年紀念碑」。

(あしあと その735・手稲の29・星置の2)

星置神社の境内に並ぶ2基の石碑のうち、向かって左側に建てられているのが「星置開基百年紀念碑」です。石積みの台座の上に丸石が積みあげられ、その上に巨大な自然石でできた石碑が置かれています。碑面には大きく白抜きで「開基百年」と刻まれています。

台座の正面には黒御影の石板がはめ込まれ、そこには

「碑文

悠々たる歴史は時と共に流れ去る明治十七年この地星置は広島県佐伯郡より徳永鶴松氏外十六戸の入植に始まる當時密林と濕地のこの地に先駆者達は遠大な理想のもと開墾に着手相つぐ冷害や災害に禍いされながら艱難を克服爾来願望百年今こゝに政令指定都市札幌の一画にあってこの繁栄を子孫に伝え更に躍進することを希い茲に「星置開基百年紀念碑」を建立するもの也

昭和五十八年九月吉日建立」

と刻まれています。

台座の背面には、「星置開基百年記念事業協賛者」として多数の氏名が刻まれた黒御影の石板がはめ込まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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