「風雪百年」碑。

(あしあと その732・南区の154・藤野の20)

国道230号に面した藤野公園の入り口の奥に、木立にまぎれて巨大な石碑が建てられているのが見えます。

高さ7メートルほどもある巨大な自然石でできたこの碑は、「風雪百年」碑です。碑面には大きく「風雪百年」と刻まれ、その左側に「札幌市長 板垣武四 書」と添えられています。「さっぽろ文庫45 札幌の碑」によると、この巨石は日高山系芽室岳で産出された花崗閃緑岩であることが記されています。

碑の背面には、黒御影の石板がはめ込まれており、そこには

「松の緑乃 香の高く 幾千代栄ゆる 古里と 藤野に拓きて 幾星霜

藤野賛歌の一節より

藤野開基百年記念 昭和五十八年十月十日建立」

と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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