「木村敏男句碑」と副碑。

(あしあと その492・中央区の170・盤渓の2)

盤渓にある句碑の一つ。自然石でできた「木村敏男句碑」です。碑面に黒御影石の石板がはめ込まれ、そこには「王道は ひとりの世界 山桜 敏男」と刻まれています。

本碑に向かって左側に副碑が置かれ、その碑面には

「木村敏男畧歴

大正十二年(一九二三年)旭川市に生る

北海道庁に勤務 旭川より帯広を経て札幌へ転居 野幌森林公園事務所を最後に退職 その間昭和二十五年旭川の俳誌「水輪」に於いて句作活動に入る 同三十五年同人誌「涯」発行 同五十三年主宰誌「にれ」創刊 他に「杉」「広軌」の創刊同人 北海道現代俳句協会顧問 北海道俳句協会会長 北海道新聞俳壇選者 北海道文学館常任理事等 著書「北海道俳句史」「北の歳時記」「新北の歳時記」句集「日高」「遠望」「雄心」「雁書」「眼中」「散華」「花神現代俳句木村敏男」「今生」等 受賞は第一回北海道俳句協会賞 第二回北海道新聞文学賞 第五回鮫島賞北海道文化奨励札幌市民芸術賞 北海道文化賞 文部科学大臣賞

にれ創刊三十周年にあたり結社として誇り得る師の業績を讃えその人なりを敬慕する「にれ俳句会」会員の総意を以って茲に句碑を建立する

平成十九年(二〇〇七年)六月 にれ創刊三十周年記念事業実行委員会」

と刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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