「牛と少年 真駒内種畜牧場之跡」碑。

(あしあと その469・南区の130・真駒内の18)

真駒内第一公園の片隅に建つ、子牛と少年が戯れる像。これが「牛と少年 真駒内種畜牧場之跡」碑です。コンクリート製の台座の正面にはめ込まれたブロンズ板には、「真駒内種畜牧場之跡 北海道知事 町村金五書」と記されています。ブロンズ像は、彫刻家佐藤忠良の「牛と少年」と題された作品です。

台座の右側面には、

「この付近一帯約三千ヘクタールの地は、明治九年九月、開拓使雇米国人エドウィン・ダンが開拓使牧牛場として選定し、開墾、設営に着手して以来昭和二十一年に至るまで約七十年間、北海道庁種畜場として牧畜の試験、指導に当たったところである。北海道酪農発祥地として永久に記念されるべき地である。

昭和三十九年三月 建立 北海道 選文 北海道大学教授農学博士 高倉新一郎 像製作 佐藤忠良」

と記されたブロンズ板がはめ込まれています。

この像は、元は上町2丁目に建てられていましたが、昭和46年に五輪道路建設に伴ってこの地に移設されました。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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