(あしあと その451・西区の19・八軒の1)
八軒まちづくりセンターなどが入居する複合ビルの前庭の一隅に、四角柱の石碑と札幌軟石で造られた門柱が並んで保存されています。
門柱はニ柱で、植え込みの中に立てられており、市松模様に似た珍しい細工が施されています。
門柱の脇には、説明板が立てられており、それには、
「旧琴似村・町役場跡
この敷地は、琴似村役場が大正9年(1920)に札幌軟石で庁舎を建てて移転し所在しました由緒ある跡であります。左の札幌軟石の柱は役場正門柱の下部分の貴重な遺構です。昭和17年(1942)に琴似町となり、昭和30年(1955)には札幌市と合併しました。」
と記されています。
説明板にあるように、この複合ビルが建てられている敷地が、かつて旧琴似村から琴似町に移行した当時の役場が所在していた場所に当たり、その正門柱の下の部分のみがここに残されているということになります。
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