「開拓記念碑」。

(あしあと その365・南区の108・北ノ沢の1)

南区川沿から北ノ沢を抜けて盤渓に至る市道を上っていくと、住宅地が途切れる辺りの個人住宅の庭園が広がる一角に、道路に面して石碑が建てられています。

これは「開拓記念碑」と大きく刻まれたもので、碑銘の右側には

「先代 小林嘉一郎 明治三十四年五月入植ス」

と、左側には

「平成三年五月吉日 二代小林新夫 三代小林一英 建立ス」

とそれぞれ刻まれています。

あいにく個人の敷地内にあるものであったため、住人の許可を得ずして石碑の背面まで確かめることはできませんでしたが、機会があれば許可をいただいて、近くで拝見させていただきたいと思います。この碑を建てた小林家は、北ノ沢から藻岩山を越えて盤渓に至る小林峠にもその名が残されています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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