「木遣塚」。

(あしあと その159・中央区の86・豊水の6)

六角形の台座の上に、ひときわ高い六角柱の碑が建っている石碑。これが「木遣(きやり)塚」です。碑の正面には、大きく「札幌鳶旭組」と刻まれた石板がはめ込まれています。

台座の上段の正面にはめ込まれた石板には、「木遣塚 町村金五」と記され、下段には「大正十年十一月建之 昭和三八年九月改築建之」に続けて、元北海道知事町村金五、元札幌市長原田与作両氏の名前に続けて、改築委員、発起者、世話人などの関係者の氏名が並びます。

石碑の背後には、黒御影石で造られた「功労物故者名碑」が建ち、とび職として功労のあった故人の氏名が刻まれています。木遣塚に刻まれた札幌鳶旭組は、現在の札幌地区鳶土工工事業組合の前身であり、毎年この石碑の前で関係者が参列して慰霊祭が執り行われているようです。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • mk_********

    2024.02.29 05:01

    札幌 鳶旭組 木遣塚」 この碑は元々この場所では無く移築されたようで、元々は台座も140~150㎝程有ったようで木遣塚文字も右から 「塚遣木」書かれ台座の銅板氏名も有りません 小生が持って居る写真は、碑の周りに紅白の幕?白地にキンフシの文字が見られます 写真は大通公園に有ったような背景と鳶の親方衆24名が写って居ます 何方か現在地前の所在地ご存知の方いらしたら教えてください 亦 昭和38年頃豊平川のアーチ型鉄橋が解体され新しい橋の渡り初め式にも札幌 鳶旭組の親方衆は木遣を謡って渡って居ります  まとまりの無い文章で失礼いたします 小生 札幌 鳶旭組の半纏も保存してあります