「新田汀花句碑」。

(あしあと その388・西区の4・平和の3)

「韓日友好の広場」碑の後方に、おそらく芭蕉が植えられたと思われる大きな石で囲まれた窪みがあります。その中心に黒御影石でできた句碑が置かれています。この碑は「新田汀花句碑」です。

碑面には、「焦紅葉 瀧金剛に 奔(ほとばし)り 八十叟 汀花」と刻まれています。「叟」は老翁を意味する言葉であり、この句は86歳の長命だった新田汀花氏が80代のころに詠んだ句であると思われます。

碑の背面には、「昭和四十八年十月 新田汀花先生 句碑建立賛助会」と刻まれています。

新田汀花氏は、香川県出身で13歳で真狩村に入植し、その後俳句に関する雑誌や機関誌を創刊して活躍した俳人です。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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