「地神碑」。

(あしあと その147・南区の49・砥山の2)

上砥山神社の社殿の中に石碑が祀られています。それは、独特の五角柱という形状をした「地神碑」です。この碑は社殿内に祀られているため、その姿を見る機会はそうそうあるものではないと思われますが、社殿に近づいてみると扉の金網が一部破られている箇所があり、中を覗くと五角柱の立派な地神碑が鎮座しているのが見えました。

札幌市内に12柱現存している地神碑の中で、そのほとんどが北区内に点在していますが、南区内にもここと定山渓に存在しており、南区役所のHPにその写真が掲載されています。

地神碑の側面には、それぞれ「天照皇大神(あまてらすおおみかみ)」、「少彦命(すくなひこのみこと)」、「稲倉魂命(うかのみたまのみこと)」、「苅安姫命(かりやすひめのみこと)」、「大己貴命(おおなむちのみこと)」の5祭神の名前が刻まれています。

「歴史のあしあと 札幌の碑」(西部版)

「歴史のあしあと 札幌の碑」 ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑や記念碑が気になり始めました。 歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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